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CloudNativeDaysTokyo2020でカンファレンスプラットフォームを開発した

9月8日と9月9日に開催されたCloudNative Days Tokyo 2020の実行委員として、カンファレンスプラットフォームを開発しました。とても楽しく、良い経験ができました。

もともと、実行委員としては去年の末ごろから参加して準備を手伝っていました。その時の主な担当はウェブサイトで、Hugoで作ったりしていた。あとはコンテンツ周りも関わっていたかな。

これまでカンファレンスで登壇はしてきたのですが、開催する側はやったことがなかったんですね。ミートアップくらい。なので、開催する側もやってみたくて参加ました。

結果として、これまでのオフラインイベントの開催は体験できませんでした。しかし、オンラインカンファレンスという新しい体験に関わり、とても楽しく良い経験ができました。

cndt2020は去年と同様オフラインイベントの予定だったのだけど、新型コロナウイルスの流行により、オンラインイベントに変更しました。そして、オンライン化にあたり配信などをどうやるかが課題となりました。

いくつかのサービスを検討したが、結果としては自分たちで作る決断をし、自分は決断した後、7月ごろから開発に参加しました(雑誌の執筆でバタバタしていた)。

技術スタックとしてはRailsとHeroku、Auth0、Vimeo、sli.doを使用。時間もあまりなかったので、外に出せるものは出した。そのため技術的にめちゃくちゃ難しい、というものはそこまでなくて(websocket周りの経験が無かったくらい?)、素朴にモデル設計やUIをどうやるかというところが難しかった。

開発メンバーはメイン2名、スポットで時々参加する人が数人で、デスマーチではないがやや大変だったかなという印象です。

カンファレンスプラットフォームとして大事にしたのは使い勝手で、プレイベントのrejektsで分かったUIの問題などを本番までに改修できたのはよかった。

本番のイベント中は負荷の監視をしたり参加者のフィードバックやアイデアを実装、デプロイしていました。素早い対応ができたのは自前実装の利点ですね。

今後、カンファレンスで同じプラットフォームを使うとなると破壊的変更が難しくなるので、エンジニアリングとしても難易度は上がりそう。UIをよりよくするためにはReactやVueのようなフロントエンドフレームワークが必要かもしれないという話をしていて、ここは新たなチャレンジじゃないかなと思います。